皆さんご存知のようにスターダストにはジュークボックスがあります。

ここでは、ジュークボックスの日本における変遷を年代別で紹介してみようと思います。


1906年。アメリカの「ジョン・ゲイブル社」がSP盤を再生する

自動演奏蓄音機(オートマチック・エンターテイナー)を開発したのが、ジュークボックスの始まりです。

1927年。アメリカの「AMI社」がアンプ付き機種でSP盤10枚を両面再生する

「ナショナル・オートマティック・セレクティブ・フォノグラス」を開発し、

その後1930年代に入り現代に繋がる本格的なジュークボックスが開発されるようになった。

YEARS JUKE BOX History Of The JukeBox
1930 アメリカのシカゴを中心にゲーム、
楽器メーカーが次々に製造に乗り出し
「シーバーグ」「AM I」「ワリツァー」
「ロックオーラー」ジューククボックス
の大手社(全てアメリカ)が出揃う。
1940
WURLITZER
SEEBURG
ジュークボックスの特徴としては全体的に丸みを帯びたデザインで、
木目を生かした工芸品のような作り。
この時代は、ジュークボックスの
「ゴールデンエイジ」と言われていた。
1950
SEEBURG M100C
SEEBURG M100J

WURLITZER 2100

ROCK OLA (TEMPO1)
この年代のジュークボックスは、
モータリゼーションの影響を強く受け、
ボティはクロームメッキで覆われ、
自動車の羽根、テールライトを模した
デザインの機種も造られた。
銀色にひかることから
「シルバーエイジ」といわれる。
EP盤(シングルレコード)が登場し、
収録曲も200曲にまで増えた。
ロックンロールの流行で
ジュークボックスは全盛期を迎える。
本当の意味での「黄金時代」である。

 

1960 AMI CONTINENTAL

SEEBURG DS 160
ROCK_OLA 1497
この年代以降は
ガラスごしに見えた選曲装置を隠し、
ボディー全体が四角くなった。
代表的な機種の名前をとって
同型の機種を「コンソールタイプ」
「スターレットタイプ」という。
1970
ROCK_OLA 463,464

ROCK_OLA 444,445

日本では、この頃になるとカーステレオに似た8トラックのテープを使った小型のテープ・ジュークボックスが登場した。これは「フナイ商事」「日本ビクター」「木下計装」「日本蓄針」「産研工業」ほか数社が製造し、やがてカラオケの付いた変わり種ジュークボックスが現れるようになる。 はっきりしたデーターがないのでよくわからないが最盛期は1960年代中頃。台数のピークは1970年代後半と思われるる1970年代前半には温泉旅館、喫茶店、スナック、ゲームセンターなどを中心に全国約7万台があったとされる(レジャー年鑑1970年版)。これは西ドイツと並び、アメリカに次ぐ世界第2位の数字である。

 

1980 この年代に入りCDのジュークボックスが開発された。現在、欧米ではこのタイプが主流となり、レストラン、ドライプイン、酒場などでよくみかける。 かってはアメリカのほか、ドイツ、イギリス、フランス、ベルギー、オランダ、スイス、スウェーデンなどの欧州各国や日本で製造されたが現在ではアメリカ、ドイツなど数力国だけである。




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